わたしたちグリーンスマイル大分の母体は、「大分県豊後高田地区営農青年同志会」という後継者の団体です。
この団体からグリーンスマイル大分とは別に「そばっ粉クラブ」と「ねぎっ娘クラブ」という豊後高田地区の地域特産物である「そば」や「白ねぎ」をメインにし、地域に密着した農業団体を結成しています。
もちろんグリーンスマイル大分のメンバーも参加しています。
「白ねぎ」の西日本一の産地である豊後高田市呉崎地区を中心に、その生産者の後継者でH.14年度に「呉崎に新しい風を吹かせるできるような活動を」とキャッチフレーズにH.14年「ねぎっ娘クラブ」を結成しました。グリーンスマイル大分からは平岡・中本・和泉が参加しています。
その活動は西日本一の産地体質の強化を目的として、白ねぎのさらなる高品質化に向けた試験圃場の設置、他の先進地やその流通状況等をモデルとした研究会を行っています。
その研究の成果は実際に新しい技術の開発と共に、H.14年とH.17年の大分県プロジェクト発表において特別賞(共同部門)、最優秀賞を受賞しました。
またH.18年10月からH.19年2月にかけて、地元小学生に対し食育授業を行いました。10月に地元の小学校の学級菜園に機械ではなく、手でねぎの苗を植えて、2月の収穫に向けて生徒たちと一緒に白ねぎ栽培をしました。生徒たちが収穫した白ねぎは、白ねぎ料理教室で「ネギ餃子」「ネギシチュー」等、その材料となり、みんなでおいしく頂きました。今回の活動はとても好評でしたので、今年も行う予定です。
豊後高田市では、4年前に水田転作作物として、そばの団地化栽培が始まりました。 そばはその生産、出荷だけでなく、景観作物として咲いたそばの白い花を楽しんだり、食としてその加工、そば打ち体験が実際にできる作物です。
その中で営農同志会の11名が「そばっ粉クラブ」を結成し、このそば打ち活動を通じて豊後高田の特産を他の地域にアピールできるだけなく、地元の子どもたちも含めた一般の人たちに農業の楽しさや食に対する興味をさらに深めてほしいという目的で、活動しています。
この「そば打ち体験」はわたしたちが思っていた以上に好評で、メンバーは日々そば打ち練習に励んでいます。